ヤングシナリオ大賞
今回の大賞作品は、代理母出産、LGBTなどセンシティブな題材だが、登場人物を身近に感じる人物像として丁寧に描き出し、人間的魅力で飽きさせずに展開していく構成が巧みであり、かつ医療制度、法律、社会通念、倫理観など様々な問題に真摯(しんし)に向き合っていることなどが高く評価された。審査委員長の澤田鎌作(フジテレビ第一制作室)は、当作品を大賞に選んだ理由を「最終選考ではフルスイングでホームランを狙える将来の4番バッター候補を選ぶ、という方針のもと議論を重ねた。一見、奇をてらった設定のようでいて、その人物造形は非常に丁寧で、代理出産の問題やLGBTの方々が直面している状況に対し真摯に向き合い、現状の問題点を浮き彫りにした上でエンターテインメントとして物語を構築出来ている」と語っている。くすっと笑えるセリフやコミカルなシーンもあり、耳慣れないタイトルが身近に感じられるほど自然に描いている。
