ボク、運命の人です。
ここに、今年30歳の年齢になる二人の男女がいる。彼らは幼い頃から何度も何度も奇跡のようなすれ違いを重ねてきた二人。小さな頃に行った海水浴場で。大学受験の会場で。今年の初詣の神社で。しかし、今は互いに顔も名前も一致していないこの二人―。そんな時、男の目の前に「自称・神」と名乗る謎の男が現れる。彼は言う。あなたたちは絶対に恋をしなければならない「運命の二人」だと。そして、男は声をかけた。ほぼ初対面の彼女を呼び止めて、「こんにちは。―ボク、運命の人です。」と。最悪の出会いから始まる、最大の「運命」の物語。
