ZOO
双子の兄オズワルドと、弟のオリヴァーは、ともに同じ動物園に勤める動物学者。ある日、動物園の前で彼らの妻が同時に交通事故死を遂げる。オズワルドは悲嘆に暮れ、墓地に眠る妻の肉体を想い、死んだ動物の腐敗過程をフィルムに記録し始める。オリヴァーもまた、事故現場で拾い集めたガラス片を飲み込んだり、動物たちを檻から放したりと奇行を繰り返す。そんな彼らに変化をもたらしたのが、事故車を運転していた女性アルバ。片足を失いながらも生命力に溢れ、アルファベットの数だけ子を産みたいという彼女に、兄弟は同時に惹かれていく。だが、絵画的美意識を貴ぶ担当医師の企みで、アルバは残った片足も切除することに。生気を取り戻したかに見えた兄弟も、腐敗の記録収集をエスカレートさせ、ついに究極の撮影に臨む……。
