続王将
生まれつきの将棋極道、関西が生んだ名棋士・坂田三吉は、そののめりこみに女房小春との喧嘩も絶えなかった。製麺業者・宮田の後ろ盾を得て職業棋士となった三吉は、破竹の勢いで圧倒、「坂田の力将棋」ともてはやされ、遂には名人位に迫った。だが東京将棋連盟はライバル関村八段を十三世名人に推薦、関西将棋界はそれを不服として関西名人位を創設、三吉を名人第一世とした。しかしこの喜びを見ることなく、小春が他界、失意の三吉は関東と関西の抗争に巻き込まれていった。時は昭和へ移り、坂田の力将棋は関東の近代将棋の前に次第に影を潜めていく。坂田の再起に奔走する宮田は関村名人を説得して対局にこぎつけるが・・・
