奇麗な、悪
ひとり女が街人混みなかを歩く、まるで糸切れた風船ように。生きることすら危うさを感じるそ女一件館にたどり着く。女思い出す、以前に何回か訪診てもらった精神科医院だ。人気配ないがドア開く。静けさが待ち受けている。医師今でもどこかにいるか?女部屋空洞に吸い込まれるように中に入っていく。そして以前と同じ様に患者が座るリクライニングチェアに身を横たえる。目前にあるピエロ人形に見つめられているようだ。「火...火話から始めることにします」幼少頃、カーテンに放った火て起こった事件から話し始める。そして...「今日、全部話す」と。
