凶宅
1984年、進鑫(ジンシン)ビルで発生した大規模な火災により、19人の命が奪われた。 それ以来、このビルでは不可解な出来事や恐怖の噂が後を絶たず、“凶宅”として忌み嫌われる存在となる。しかし、異様なほど安い家賃に引き寄せられ、今もなお多くの人々が住み続けていた。 霊をその身に降ろす<乩身>の体質を持つペイジーは、母親が当時の火災の“犯人ではないか”という疑念を抱え、深い罪悪感に苛まれていた。亡くなった者たちの魂を鎮めるため、彼女は再び進鑫ビルへと戻る決意をする。 同じ頃、恐怖小説の着想を求めてビルを訪れた作家・シャオジュンと出会い、二人は火災の真相を調べ始める。調査が進むにつれ、封印されていた過去と、決して触れてはならない“真実”が次第に浮かび上がっていく。 そして辿り着いた結末は、常識を覆し、想像を絶するほどにおぞましいものだった――。
