スナック来夢来人
「スナック来夢来人」は過去に夢を置いてきぼりにしてきた彷徨い人が集まるお店。歌を唄い、酒を飲み交わし、声高々に笑い、まるで嫌な過去を忘れ去ろうとする様に毎晩宴が繰り広げられる。常連達の中で一番の新参者「二階堂ワタル」(通称チェリー)。会社では毎日上司に怒られ、目標も夢もなく、平凡な毎日を送る。「来夢来人」はそんなワタルが見つけた唯一の自分の居場所。佐知子ママや常連達はそんな彼を家族の様に温かく迎え入れてくれた。そんな小さな幸せを掴んだある日の事「来夢来人」に突然、不幸な出来事が襲う。ワタルは再び孤独の日々に戻る事となった。札幌の片隅でひっそりと肩を寄せ合い励ましながら生きる。ママと常連達の哀愁の物語。
